2015年2月10日火曜日

【サー・マーガリン・KIZUNAの邪気眼レポ】銀河鉄道の夜からの脱出【よだかのレコード】

・2014/10/4、東京カルチャーカルチャー
7号(最終皇帝サー・マーガリン)

銀河鉄道の夜からの脱出
目が覚めると、あなたは列車の中にいた。 おかしいな、ケンタウル祭にいった帰り道、星空をみていたはずなのに。 銀河ステーション、銀河ステーションという不思議な声が、耳の奥に残っている。 ゆっくりと立ち上がると、すぐ前の席にぬれたように まっ黒な上着を着た背の高い子供が、 窓から頭を出して外を見ているのに気が付きました。 その子供が頭を引っ込めて、こっちを見ました。 
僕はカムパネルラ。 きみは銀河ステーションから来たんだね。 覚えてないのかい。 家に帰りたい? それは難しいよ。 だって、銀河鉄道はもう銀河ステーションを離れてしまっているから。 
あなたが窓から頭を出すと、列車は白鳥の停車場に向けて銀河の線路を走っていました。 
でも、方法がないわけじゃない。 
カムパネルラは云いました。 
僕の友達が、ひとりだけ、この銀河鉄道から脱出したことがあるんだ。




律速神ラグナロクとの孤独な戦いシリーズ、第5弾!(適当)


ソロ参戦もそろそろ板についてきた今回、挑戦するのは、よだかのレコード「銀河鉄道の夜からの脱出」! 宮沢賢治作品ということで、まさによだかのレコードの十八番とでも言うべき題材ですね。多分。 個人的によだかさんの公演は雰囲気が好きで、無性に興味をそそられます。 同じくカルカルで以前参加した「注文の多い料理店からの脱出」の印象では、雰囲気はメルヘンチックでライトですが謎の方は質・量ともに結構ヘビーでした。

しかし、今回の私には自信がありました。 なぜなら、これまでオリエント急行、地獄鉄道666と、鉄道シリーズをぶっ潰してきているのだ…!! 鉄道謎なら負けぬ…!!(意味不明)


会場でチームの机に案内されると、座っていたのは4人組の謎解き猛者といった風情の方々。 おお、と圧倒されましたが、とても話し易い方達で安心しました。 それからもう一人、こちらも謎解き経験豊富そうなソロ参戦の男性が加わり、6人が揃います。 謎破壊系(何となく)男性6人という、ある意味メルヘンとは程遠い感じの無骨なチームとなりました。


あ、何か知らんけど、これは…勝ったわ…


チーム運も実力のうち(適当)。大船に乗ったような安心感。 しかしここで司会の横森へるおさんが不穏なことをおっしゃいます。 


「今回の謎は私が制作した中で史上最高難度。覚悟せよ…!!」(要約)


や~め~ち~く~り~


まずい、感じる…律速神の気配を…!! 「律速神との戦いシリーズ」としては、申し分のない相手と言うわけか…!! 面白い!! 受けて立とうではないか!! 

この…サー・マーガリンがなあっっ!!

「こっちできました」
「こっちも」
「○の答えは○ですね」

あ、あれ…拙者、まだ何も解いてないでござる… 

サー「あ、あの…これ、なんか、ここんとこ、こうなって、解けないんですけど…」
「えー…あ、こうじゃないですか」
サー「…!! ですよねー!!」 

ミスは仲間の力で補う。これこそが絆の力…!!(とか言ってミスを正当化…!! うまい…!!)


とまあ皆さん早い早い。 横森さんの脅し(?)通り、相当の分量の謎が押し寄せてくる訳ですが、そこは手慣れたもので協力して解きつつ、 手の空いた人はこれまでの情報を整理するなど、自然と各自が役割分担していました。 途中やや詰まったりはしたものの、かなりのスピードでどんどん進みます。 まさに天の川を駆ける暴走特急…!!


カモン、律速神!


そんな不謹慎な心の叫びを上げたくなるほどの爆進ぷり。終わってみれば10分程残してのクリアで、スタッフからは関東最速と言われました! しかも参加回では唯一の成功チーム。 まあ私はほぼ何もしてないけどね!


結果的には脱出成功だった訳ですが、史上最高難度と制作者ご本人がおっしゃるのも頷ける、 かなりの難易度だったと思います。 謎の分量自体もさることながら、情報が多くまとめるのが大変! 加えて終盤の謎もなかなか難しかったはずで、私達はチームメンバーのお陰で割とあっさり突破してしまったのですが、 そこで律速死というのも十分有り得る、なかなかの強敵でした。 ただ全体を通して、謎と物語の繋がりが非常に綺麗で完成されており、よだかさんの特色ともいえる小物類の作り込みは今回も感嘆ものでした。 とにかく文句なしに素晴らしい公演でした


公演終了後、上々の気分でツイッターを見ていたら (脱出成功後は気分が良いので感想ツイートとかを検索する…皆やりますよね?ね?) チームメンバーが判明、皆さんもともとツイッター上で名前を存じ上げていた方々でした。

なるほど、強い。(確信)

という訳でご一緒した皆さんありがとうございました!




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